エコバッグはエコなのか?
あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。
こんにちは、森光です。
もうあまりタイムリーな話題ではない感じがしますが、気になったので調べてみることにしました。
今回は少しぼかし表現があります。ご了承ください。
素人調べですので鵜吞みにせず、ご自身でも調べることをお勧めします。
ぼかし表現あります。
レジ袋の作り方
レジ袋の材料って知っていますか?
今はバイオ系の材料もありますが、ほとんどは「エチレン」という素材からできています。
エチレンは石油を精製するときにできる「ナフサ」を分解するとできます。それを使ってレジ袋は作られます。
つまり、レジ袋自体がエコなのです。
もちろんレジ袋の他にも色々なものが作られていますが、石油を精製し続ける以上レジ袋はエコであり続けます。
もったいない精神ってすばらしい。
エコバッグは?
エコバッグが結構前からレジ袋に代わるエコ商品だという話は耳にしたことがありますが、なぜでしょうか?
問題点はダイオキシンの発生が言われていますが、実はエコバッグの方が二酸化炭素の排出量が多いとのデータもあります。
参考までにポリプロピレン等で作られたエコバッグと綿で作られたエコバッグ、どちらも二酸化炭素の排出量はレジ袋12枚分ともいわれています。
この辺は専門じゃないので、詳しい人は計算してみてください。
参考:2006-05-09 (hatenablog.com)
また、エコバッグの問題点としては
- 洗濯が面倒
- 持ち運びが面倒
くらいでしょうか。
自分も持ち歩いていますが、あまり使いません・・・。
レジ袋だったら最後はゴミ袋としても使えますので非常に便利だし、衛生的にも思えます。
ただ、石油も無限にあるものではないので、いずれ石油製品に代わるものが必要になってきたり、リサイクルする必要が出てくるのは目に見えています。
環境汚染問題?
レジ袋の環境汚染問題は世界でも話題になっています。
ただ使っているだけでそういうことになるのでしょうか?
海洋汚染
レジ袋等プラスチック製品は海を汚す厄介者として有名です。
現に海の生き物がプラスチック製品を誤って飲み込んでしまい死んでしまう事例が上がっています。
その原因はなんでしょうか?
ポイ捨てです。
リサイクルなど国ごとできちんと処理をしていればこんなことにならないはずです。
しかし現に海にはペットボトルやレジ袋などのゴミが海を漂っています。
年間800万トン海に漂っているのです。多いですよね。
そしてその流出量をランキングで表すと
陸上から海洋に流出したプラスチックごみ発生量(2010年推計)ランキング
1位 中国 353万 t / 年
2位 インドネシア 129万 t / 年
3位 フィリピン 75万 t / 年
4位 ベトナム 73万 t / 年
5位 スリランカ 64万 t / 年
ちなみに日本は30位で年6万トンのゴミを海洋に流出しています。
なか国はここでも迷惑をかけているわけですね・・・。
ちなみに海洋ごみ内訳は
飲料用ボトル、プラボトル類、ポリ袋、カトラリー(ストロー、フォーク、スプーン、ナイフ、マドラー)、漁網、ロープ、ブイ、発泡スチロールブイ、その他漁具、容器類(調味料容器、トレイ、カップ等)その他プラスチック(ライター、注射器、発泡スチロール片等)のようになっています。
ポイ捨てが無くなればこんなことにはならなかったと思っています。
まぁ、なか国がほぼほぼひどいので、ポイ捨て問題が解決することはないでしょう。悲しいですけどね。
レジ袋有料化
最近、レジ袋を削減しようとレジ袋有料化の法案が通ってしまいましたね。
これは経済産業省のホームページでは
廃棄物・資源制約、海洋プラスチックごみ問題、地球温暖化などの課題もあります。私たちは、プラスチックの過剰な使用を抑制し、賢く利用していく必要があります。
と記載があります。
まぁ、使い続ければいつかはなくなってしまう資源。
それをなんとかしなければならないうという点では賛成できますが
副産物を利用するのを「エコではない」というのはもったいない精神を否定するようでもやもやします。
個人的な結論
レジ袋もエコバッグもエコだと思っています。
ただ、いきなりどちらもたたくのは違う気がしています。
海洋ごみの問題はそもそもはポイ捨てがわるいのだから、それを無くせば良いと考えていますが、世界規模なので、非常に難しい問題です。
石油製品が無ければ暮らしに必要なものは作られなかっただろうし、海洋ごみ問題もほとんどなかったと思います。
生活を豊かにするうえで発生する代償なんでしょうね。
しかし、資源は有限です。いつかはなくなってしまいます。
そこで布製のバッグや紙袋などの代用品は必要だと思っています。
日本人としてできること・・・
今そこにあるものを大事に、作ったものは使えなくなるまで使う。
これに尽きると思っています。
参考にしたページ等
脱プラ、脱ポリ、紙袋へ切り替えをご検討のお客様へ|1958年創業のポリ袋製造業|清水化学工業 (shimizu-chem.co.jp)
【資料3】海洋プラスチック問題について (env.go.jp)
プラスチック製買物袋有料化 2020年7月1日スタート(METI/経済産業省)